まなかな主宰 遠山ちひろです。以前の記事なのですが日本書芸院発行の【書道文化を語る】をシエアします。
書道界を担う大先生や、書道教育に携わる錚々たる12名のメンバーにより座談会が行われました。
【書道文化の今】
業界に限らず少子高齢化、人口減少などによる取り巻く環境は厳しくなっている。文字は書くから打つに変化しつつある。
うまく書けるかどうか?を意識ししたり、きれいに書けることに焦点があたりがちで書写嫌いな子供が出てきている。
【有識者たちの考え】
しかしながら書道は日本の美意識や精神性を象徴する伝統文化として、今なお多くの人に親しまれています。
書道が国の無形文化財に指定されたこと、(国が書道文化を守るべきものとして認めた!)
そして将来的にはユネスコ無形文化遺産への登録を目指す動きがあることが紹介されています。
私たちは上手に書こうという意識がない時の方が(未就学や小学校低学年のうち)
書くことが嬉しくて楽しかった気がしませんか?
書道は字を綺麗に書くだけではないと生徒さんたちにもお話をしています。
自分を表現する方法のひとつであるし、趣味や生涯学習という側面があり
ご祝儀袋や、芳名帳など生活に根付いており色々な側面があります。
これは、書道が単なる古い文化ではなく、未来に向かって生き続ける「今を生きる芸術」であることを示しています。
デジタル化が進む現代においても、人の手で書くことの価値は揺らぎません。
私の大好きな仮名文字は優に1000年以上の時を超えてもなお人々の心を魅了します。
文字を美しく書くのは普遍的な価値として認められていて、手書きこそ価値あるものと証明されたと私は思うのです。
こんなに長続きしている文化他にも類を見ない気がします!
ぜひこれからも安心して書道を学び、
本来備わっている私たちが文字を上手に書きたいと感じる本能、
美しい文字を見て感動する心を磨き続けてもらえたら嬉しいです。
自分自身の字と心と向き合う時間を一緒に楽しんでいきましょうね(^^)