学校のお勉強、備忘録、お友達へのお手紙など、日常すぎて普段の生活の中で意識されている方は少ないと思います。今はたくさんの筆記用具、紙、ノートがあって、誰でも当たり前のように文字を書くことができますね。
実は日本では昔、むかし。
紙や筆はとても貴重なものでしたし、文字を学ぶこことがごく一部の貴族や位のある人だけに許されていました。
文字は元々は中国という国から伝わってきました。そして日本人に使いやすく改良されて、日本の文字、ひらかなが生まれたのです。
話す言葉は残りませんが、文字は長く保存されます。
よってずっと、ずっと先まで残すことが可能でした。本来、字というのは大切な情報を伝える役割がありました。
文字が書けるって、昔の人たちからすると、とっても羨ましいことだったのですよ〜!びっくりですね(^^)
なんだか、文字を書いてることを自慢したくなってしまいます♪
先程の通り“文字は伝えること”の大仕事がありました。だからそれを知っていれば、自分でも読めないような字、乱暴な字は書くことは気が引けちゃいますね。字の本来の役割を奪ってしまいかねません。
現代は伝えるという認識はやや薄れ、便利なスマホ、ノートアプリが繁栄し、手書き離れが進みます。現代では手書きやに対する認識は嗜好的な芸術的観念が強いかもしれません。
しかし、文字は自分自身や誰かへのメッセージ、コミニュケーションの手段には変わりありません。ていねいに書いた字は、誰にとっても読みやすくとっても気分の良いものなのです。相手の気分が良いと、それが伝わって自分自身も気持ちが良くなってきますよね。(逆も然り!?)
日本では【字は人を表す】という言葉があります。知らない人でも、字を見るとその人の性格や人格が伝わる表されているという意味です。
私はそれを信念としています。だから丁寧に文字を書くことを大切にしています。
他の人の字を寸分狂わず書くことはできません。お手本のとうりに書くことが【綺麗な字を書くゴールではない】と考えます。
みなさんの字はは、唯一無二の存在であるみなさんだけが書くことができるのです。
それを直筆と言います。
手書きの文字は“自分の分身”だと思って書いています。
ていねいに書かれている字は、ていねいに書こうという気持ちがある人だと思ってくれることでしょう。
綺麗な字というのは皆さんがていねいな気持ちで、マイルールで書いたいた字を卒業した字のことを言います。
綺麗な字の正体は、丁寧な思いがたくさん詰まった自分の分身だったのです。再生した自分の字を好きになることだったのです。
字を大切にすることは、自分を大切にすることに繋がるのではないでしょうか。
ルールやコツがわかれば、字を整えることはできます。心配しないでくださいね。
一緒にがんまりましょう!
1番大切な大切なことは、丁寧に書いてみたい!書こう!という素直な気持ちです。
レッスンを通して、みなさんのスマイルがいっぱいになるお手伝いができますように。