子供たちからの質問

月1回から習える書道、まなかな主宰遠山ちひろです。お子様硬筆には、現在、小学校低学年のお弟子さんたちが通ってくれています。学校の先生方からの指導と、入会しているクラブのお手本と字の形成が違うという質問がありました。例えば「白」「日」という字においては、微妙な幅の違いや、白と言う字は、下にまっすぐ線を伸ばすというより、左右の線を少しすぼめて書きます。一部の学校の先生たちより、子供たちの方が鉛筆の正しい持ち方ができているという事実も、私にとってとても衝撃的でした。

正統派の書道は、もはや学校では習えない。そう言っても過言ではない時代に突入してきたかもしれません。字を綺麗に書くより前に(それができるためにも)正しい【姿勢】、【鉛筆の持ち方】が出来るかベースになければなりません。それらの基礎が出来ていないまま、字の練習をしたところで上達や成長を子供達自身が感じることができず、興味を持てなくなるどころか嫌悪感さえ抱きかねません。

まなかなに通う子供達は、レッスンの中で養われた観察力を持って、字の違いに興味をもち、疑問を抱き、自発的に思考してくれて本当に嬉しかったです。字の形成を見る目が養われて、鉛筆の持ち方も変わって、大きな成長を日々感じます。 仲良し二人組は、自分たちの好きな字や苦手な字についても語ってくれました。

書道は真の英才養育、そう私は感じております。