褒められると書きたくなる!?

まなかな主宰 遠山ちひろです。 墨画を習い始めて1年ちょっと。人に見せるほどでもないと自宅に飾っていたのですが、理由があってお稽古の日に持っていくことにしました。するとお弟子さんたちが『かわいい!かわいいって』褒めてくれたんです!忖度がない子供たちだからこそ、大人の私はすっかり舞い上がりました。

取り組んでいる間は、お手本との違いにがっかりしたり、犬に見えるかな?と考え込んだり・・・。でも墨画の添削担当の方に『楽しんで書かれることが一番です。』とアドバイスをいただきました。

あるところからは「楽しもう!」と決めて、少しづつ書けるようになって喜びも味わえるようになりました。

それでも、お弟子さんたちに褒めてもらった楽しさや嬉しさと、自分の中で楽しむことや喜びはまた違う発見があったのです。

【もっと書きたいな♪】という気持ちを感じたのです。

第三の居場所という言葉をご存じでしょうか?ご家庭、学校、職場以外の居場所です。家族に褒めてもらえることも嬉しいことですが、この第三の場所をはじめ、ご家庭や身内の人以外から褒められるということで心が動く瞬間があります。

お習字にも通ずることがあります。目的としては字をきれいにするためのお稽古ですが、きれいに書くとはどういうことか?なんできれいに書いたほうがいいのか? 丁寧な字で書かれたお手紙をもらうと、どういう気持ちになるのか?作品展で賞をとったらどんな気分を味わえるのか?

そういうご家庭や学校以外の場での体験から「字をきれい(丁寧)に書きたい!」と心から思える日がくるのではないでしょうか。低学年においては往々にその気持ちになるまで時間を要します。

1~3年、長いと思われるかもしれません。まずは楽しんで長い目で見ることが大切です。続けた先にに喜びや楽しさは絶対にやってきてくれますよ♪