お手本を見ないで字を綺麗に書くコツ

まなかな主宰遠山ちひろです。本日は前回の続編!

先日の東京研修所での学びの内容をシェアさせてくださいね♪

今回のテーマは「お手本を皆で整えて字を書くコツ」について講師の先生がおっしゃっていたこと。

①横画は右上がり(肘が軸)

②ペン字でも始筆・送筆・終筆を意識する

③長さ、方向、点画の組み合わせ方(画間)

④まとめ方(中心を見極める)(紙面に対して文字の大きさ)

解説しますね!

①横画は右上がり(肘が軸)> 字(線)は体で書くとも言われておりますが、指先(手)だけを使っていると思われがちですが、腕全体で書いているのです。この感覚は毛筆を受講されていると実感しやすいと思います。身体構造上、横画を書いたときに自然に右上がり(カーブを描く)でOkなんですね。

 

②ペン字でも始筆・送筆・終筆を意識する>この件も毛筆では実感しやすい項目です。しっかりとお伝えしているところです。入りの動き、線を送っているときの動き、線が終わるときの止め方。これらの意識で始まりから終わりまで意識して線を書いてくださいということです。

 

③長さ、方向、点画の組み合わせ方(画間)>こちらはやや経験値が必要になりますが、字がどのような点画(画数)で組み合わさっているか?(例えば口、目という字では点画の出る部分が変わる)にフォーカスできるかということです。木系の字は左払い、右払いが女王画(縦の一番長い線)よりも短く払うなど・・・。その構造を崩さないで書くということになります。

④まとめ方(中心を見極める)(紙面に対して文字の大きさ)こちらのコツは最後にしていますが、順番としては最初に計画するのがおすすめです!ご自身が書こうとしている紙面、文字数に対しての一文字の大きさをイメージします。

こうして読んでみると大変そうだなぁ・・・と感じてしまうかもしれません。その気持ちとってもわかります!どこから始めればいいのかと途方に暮れちゃいますよね!

講師の先生が最後にこうおっしゃいました。

「自覚をする」ことが変化の始まりだと。まずは自分に不足している強化したいことを自覚して、上記のコツを意識すること。これがお手本を見ずとも字を書けるようになっていくこと(自信を徐々につけていくこと)の神髄ではないでしょうか。自覚ができたらあとは後は繰り返して抵抗を無くしていけばしめたモノです!

この自覚から自分で努力する気持ちが芽生えるのだと!ここに他者から承認があると俄然!やる気がでますよね。子供たちは先生やご両親からその機会を多くもらえるので、より自己成長や自己の満足感が早く得られると思います。(大人だって褒められたい!ですよね。)

これまでも皆さんには気づいたら出来るようになってきた・・・。お稽古事に限らず、大小関わらずにそういった経験をがあるかと思います。

渦中はいつだって苦しいですがその先には素晴らしい世界が待っています!

一緒に頑張りましょう(^^)